02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
先日、高知大の副学長たちと食事会をしていたとき、
すごく興味深い話を聞きました。
「『 1/ルートn 』の法則」
知ってますか?(正式名称ではないかも……)
文系色の濃い世界に来てしまったとはいえ、
やっぱり僕には理系の血が流れているもよう。
数式には敏感です。
この数式は、自然界において、あるグループに特異な個体が出現する確率を
求めるものだそうです。
自然界だから、もちろん人間界にも当てはまる、と副学長。
当然、n が大きくなればなるほど、特異なものの出現は少なくなります。
簡単な例で考えると、100人いれば、10%の変なやつがいる、ということに
なりますが、一万人いれば変なやつの割合はわずか1%になる。
福岡出身で、高知大へ赴任後、高知の「人」に魅了されている彼。
その訳を、「『 1/ルートn 』の法則」で説明できるのでは?と考えているそうです。
つまり、1/ルート80万(高知県の人口)という確率が、
自然界の法則から見て、非常に面白い個体を生むバランスなのかもしれない……と。
確率論はあまり好きではないけれど、この話は面白いな~と思いました。
さらに、その観点から考えると、道州制の議論は、
個性をなくしていく方向性を帯びているのではないか、とのこと。
ん~なるほど!!
数学と自然界の関係の神秘性に浸ったひとときでした。
僕にはかけがえのない知己がいる。
資源時代の戦友(笑)、いまは司法試験を目指して法科大学院で勉強中のMちゃんは、そのひとり。
今日、そのMちゃんと久々に電話で語った。
Mちゃんの価値観はすごく個性的で、それでいて物事の本質を言い当てているような、不思議な説得力に満ちている。
「あぁ~・・・なるほど」って思わず納得して自分の価値観の一部として取り入れてしまいたくなるような内容に満ちている。
今日彼が語ってくれたのは、こんな価値観。
「世間一般でかっこいいと思われていること、世の中の人から注目されることを目指しても疲れるだけ。
自分の価値観で、自分だけが輝けるところを目指して、日々努力する。
そして、そこに誇りをもつ。他人がどう思おうが、そんなの関係ない。
そういう人生こそ、生きていて楽しいと感じる生き方なんじゃないか。」
ありがちな考え方かもしれない。
でも、知っていることと、自分のものになっていることは違う。
そういう考え方があることは、自分も知っていた。
でも、自分の中に浸透してはいなかった。
大切な捉え方を、改めてMちゃんが思い出させてくれた。
そんな友人に恵まれていることに、心から感謝。
事務所はT高校の近くの一軒家で、こじんまりとした、明るくて小奇麗なところだった。
事務所に入った後しばらくは、いまいち状況がつかめず、若干きょどり気味だったけれど、程なくしてミーティング開始。
れいほくスケルトンや田舎インターンシップ関連の話し合いに参加させていただいた。
ミーティングが一段落した後、話をするためにHさんと二人で近くの喫茶へ。
その話というのがなんと・・・
M社で正社員として働いてみないかということだった!
Hさんは、そういう思いに至った理由を、独特のゆっくりとした優しい口調で、一生懸命説明してくれた。
その説明は僕に対する思慮に満ちていて、改めてHさんの温かいお人柄を感じられるものだった。
「君のやりたい社会への貢献を、M社のやりたいこととイコールとして、M社を活動の基盤にしてやってほしい。」
「高知を担う人財に育ってほしい。」
自分みたいな実績のない人間に、本気で期待、サポートしてくれようとしている大人がいる・・・
それは、失敗ばかりで能力に自信のない自分にとって、この上ない嬉しい言葉だった。
会社を辞めてから、不思議なことに、いいタイミングでイベントが開催されたり、素敵な人との出会いがあったりしているような気がする。
偶然のようだけど、考えてみれば、どれも自分で動いた結果。
とにかく行動してみることの大切さ。それをいま、身をもって感じている。
そして、いろんなチャンスが、自分に降ってきているようにも思う。
今回のHさんからいただいた誘いも、きっとチャンス。
とりあえず正社員ではなくバイトとして雇ってもらうことを考えているけれど、このチャンスを活かして、今度こそ、自分の大きな成長につなげたい。
そうやって少しずつ、前に進んでいければと思う。