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大切なのは、謙虚に、素朴に、そして素直に生きること・・・
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★2008/01/05 (Sat)

7月 
思考停止の症状は続くが、仕事のストレスはなくなる。
第一週、第二週の週末、大阪・京都にてラグタイムミーティング。
24日、高知に引越し。
28日、五台山竹林寺で世界的建築家になりつつある小嶋一浩さんの講演会にいく。
有名建築家の講演会によく参加していた学生時代を思い出し、なぜか切なくなる。


8月 
本を読んだり、フラっと街に出かけたり、自分に負荷をかけない生活を送る。
今後の建築との付き合い方のスタンスに悩む。
12-15日、お盆休みにHが来高。
東京の友達が、高知に、自分が出会う前に育った土地に一緒にいるということが、何とも不思議な感覚だった。


9月
2-8日、高知大学の学生主催の木造建築設計士セミナー「森の未来に出会う旅」に参加。
7月後半の申し込み時の動機は、講師で来てくださる高知の建築家の方々とのコンタクトにあったが、開催が近づくにつれ、建築との付き合い方の判断材料にしたいと考えるようになる。
建築から心が離れつつあるのを感じていた自分。
セミナーでは、その思いを増すこととなった。
なぜか、ということを言葉で表現するのは難しい。
それには、潜在意識のレベルで、いろいろな要因があったように思う。

ひとつ確信できることとして、高知大学の子たちとの出会いがある。
高知出身の子も、県外からの子もいたが、彼らの多くは「高知の活性化」ということに深い関心を持ち、大学1・2年からいろいろな課外活動に積極的に取り組んでいた。
彼らの随所に垣間見える、能力の高さ。
(ここでの能力とは、学力的能力ではなく、自分の頭で考え、行動する力のこと)
斜に構えた態度など微塵もなく、明るくて、謙虚で、素朴で、素直で・・・
そんな彼らのキラキラした目に、すっかり惚れ込んでしまった自分がいた。
大袈裟かもしれないけれど、それまでの自分の“荒んだ心・価値観”を浄化してくれるような、そんな澄んだ存在に出会った衝撃があった。

8日、セミナーの打ち上げ。
もうひとつ、実に不思議な巡り合わせが起こった。
「いなかインターンシップ」という取り組みがある。
高知の嶺北という中山間地域に大学生を送り込み、製材会社、農園、役場、宿泊施設、法人化した農家など、いわゆる就職活動前の職業体験的インターンシップとは違い、働くとはどういうことかということと同時に、地域やコミュニティの在り方などを、学生自身がいろいろと思慮する経験を積む機会を与える事業だ。
その「いなかインターンシップ」を考案し、いま高知大学と連携してコーディネート役をしているのがM社。
その社長(Hさん)が、セミナーの打ち上げでたまたま自分の隣の席になり、いろいろとお話させていただく機会をもつことができた。
そして、「後日、ちょっと二人で話をしないか?」ということになり、「路を迷っているんだったら、とりあえずうちで働いてみない?」と声をかけてくださったのだ。
本当に、不思議な縁だった。
だって、セミナー中はM社の存在も知らなかったし、隣の白髪のおじさんがそこの社長だってことも、初めはもちろん知らなかったんだから。
たまたま自分の席の隣が空いていて、そこに後から来たHさんが座っただけ。
文字通り、全くの偶然だった。

Hさんは、「田舎にこそ、日本の未来がある」と本気で信じている。
極度の少子高齢化、自然と人間が共存する社会、幸せをみんなで共有する社会、相互扶助の社会・・・
日本の未来の姿、そして目指すべき姿が田舎にはある。
Hさんの言葉で一番印象的だったのは、「いなかインターンシップは、田舎を助けるとか、救うとか、そういう視点からのものとはちょっと違っていて、もっと積極的な意味合いで、未来を地域と若者とで創造していく事業だと思っている。」という想いだった。

もともと、自分も「高知の活性化」にはかなりの思い入れがあった。
小泉政権の政策後、高知の街は疲弊の一途をたどり、その惨状には帰省の度に心を痛めていた。
お粗末極まりないものではあったけど、卒業計画で、自分なりに高知の状況を分析し、高知の活力を取り戻すための施設を計画しようと思ったあたりから、「高知をなんとかせんといかん」という想いを強くしていた。

「いなかインターンシップ」が、高知の未来を切り開いていく有効なツールとして機能するかどうか、これを書いている今でも、正直確信は持てていない。
でも、とりあえず「高知の活性化」に向けて行動をおこしてみること。
建築への未練にウジウジしないで、とりあえず次の一歩を踏み出してみること。
Hさんや高知大生との出会いという縁を、チャンスだと捉えること。
それが大切だと思った。
だから、とりあえずインターンという形で、いろいろと勉強させてもらうことにした。

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