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なんかこう、モチベーションの波がある。
職場での人間関係は相変わらず良好で、
仕事自体にもたいしたストレスは感じていない。
働いているときはそれなりに一生懸命になれるし、
自分の力で、生じたトラブルを解決したり、
自分の裁量で仕事を成し遂げたときの達成感は、とても快感だ。
ただ、なかなかキャパシティは広がらず、
疲労感をおぼえるのが早いので、体が休息を求めるのも早い。
ところが、いざ休みになると、どこか心にぽっかりと穴が開いたように、
エネルギーが湧いて来なくなってしまう。
この現象は結構辛い。
自分を自分で分析することは、やらない方がいいかもしれない。
けれど、言語化することで少し気が楽になることも確かなので、
記述してみたい。
具体的な内容には言及しないけれど、要因として考えられるのは、
「孤独感」、「不確実な未来に対する漠然とした不安」、
そして、「恩師との約束(過去の自分が決意したこと)を果たせなかった自責の念」
であるように思う。
僕は、基本的に休日に予定は入れないし、予定が入ることはマレだ。
一人でいる時間が長いので、なかなか答えの出ない問題を、
ひたすらに考えてしまう。
悩んでしまう。
その意味においては、休みがない日々の方が、
自分に無駄な負荷をかけないですむのかもしれない。
先日、最近話題のカンサンジュンさんの「悩む力」(集英社新書)を読んだ。
悩むことを積極的に肯定しているところが、各メディアで高い評価を受けているそうで、
読んでいてすーっと心に落ちてくるようなことも、たくさん書かれてあった。
勇気付けられる部分もたくさんあった。
けれど、僕はやっぱり人間的にまだまだ未成熟なのだろう。
「悩まない力」の方がほしい……と思ってしまう。
とあるセラピストの言葉で、最近の僕のお気に入りです。
自分の力を(過信せず)信じること。
愚直に、日々できることをコツコツと続けること。
そうやって地道に努力することが、もう一度自信を持った自分を取り戻す、
唯一の方法かな。
いま僕が働いている会社は、今年創立30周年!
この間還暦を迎えられた社長が、29歳の頃に設立した会社です。
当時はまだ、「ベンチャー」はもちろん、「起業」なんていう言葉はほとんどなかった時代でした。
そんな伝統ある会社ですが、こと体制に関しては、社会人ビギナーの自分から見ても、「大丈夫かな~……」と思うような点だらけ(苦笑)
正直、研修制度やら育成システムが確立されているような企業のことを思うと、「この環境で成長できるんかな~……って不安になったこともありました。
確かに、「社会人としての基礎力をつける」という意味では不利な条件かもしれない。
けれど、未成熟な部分が多いからこそ、「自分の頭で考えて行動する」トレーニングが積める、良い環境だろうなってことは、以前からぼんやりと考えていました。
今日、最近の流行り「地頭力」についての本を読んでいたら、そんな自分の認識を裏付けてくれるような指摘があって、少しほっとしました。
いまの環境は、仕事に対するスタンス次第でいくらでも成長できるし、逆に油断してしまうとどんどん遅れをとってしまう。
「自分の成長には自分で責任を持つ」ということですね。
そこのところをしっかりと意識しながら日々の業務に取り組まねば、と改めて思いました!
先日、高知大の副学長たちと食事会をしていたとき、
すごく興味深い話を聞きました。
「『 1/ルートn 』の法則」
知ってますか?(正式名称ではないかも……)
文系色の濃い世界に来てしまったとはいえ、
やっぱり僕には理系の血が流れているもよう。
数式には敏感です。
この数式は、自然界において、あるグループに特異な個体が出現する確率を
求めるものだそうです。
自然界だから、もちろん人間界にも当てはまる、と副学長。
当然、n が大きくなればなるほど、特異なものの出現は少なくなります。
簡単な例で考えると、100人いれば、10%の変なやつがいる、ということに
なりますが、一万人いれば変なやつの割合はわずか1%になる。
福岡出身で、高知大へ赴任後、高知の「人」に魅了されている彼。
その訳を、「『 1/ルートn 』の法則」で説明できるのでは?と考えているそうです。
つまり、1/ルート80万(高知県の人口)という確率が、
自然界の法則から見て、非常に面白い個体を生むバランスなのかもしれない……と。
確率論はあまり好きではないけれど、この話は面白いな~と思いました。
さらに、その観点から考えると、道州制の議論は、
個性をなくしていく方向性を帯びているのではないか、とのこと。
ん~なるほど!!
数学と自然界の関係の神秘性に浸ったひとときでした。
入学して最初の中間テスト。
中学入試を突破してやる気満々だった僕らは、
「クラスで5番以内に入ること」を二人の間で約束しました。
でも、それを達成できたのは僕だけ。
テスト勉強をきちんとしたとは思えなかった彼の結果に、
僕はちょっと怒りながら、「コツコツ勉強することの大切さ」を説いた・・・
そんな話でした。
「あのときは気付いてなかったけど、いまはすごい理解できる。
コツコツ努力する能力を持った藤枝君は、本当にすごいと思う」。
そう言ってくれた彼の言葉は、凄まじいインパクトで、僕の心に刻まれています。
嬉しかったから?……違います。
いたたまれない気持ちを覚えた瞬間だから……
中学・高校時代と、成績はそれほど良くなかった大石君。
でも、彼はずっとプロのミュージシャンを目指していて、
大学に入ってからは、音楽を続けつつ、政治の世界への門をたたく。
管直人さんのところでインターンシップをしていたそうです。
その後、音楽と政治、どちらの世界で食べていくかという苦渋の選択に、
彼は政治を選んだのです。
そうやって、コツコツと努力することを続け、
大志を抱いて走り続け、活躍している大石君。
そんな大石君の前にいたのは、受験勉強の能力を過信し、
いつの間にかコツコツ頑張ることを忘れ、たいした努力もせず、
すぐに結果を求めるようになっていた自分……
「世界には教育を受けた落伍者があふれている。
信念と継続だけが全能なのだ。」
これはマクドナルドの創始者、レイ・クロクの言葉。
表現は異なりますが、全く同じ意味の言葉を、
恩師、門内先生に言われたことがあります。
努力を継続する努力。
結局、自分の人生を豊かなものにしていくのに一番必要な能力は、
シンプルに、このことなのかもしれませんね!